ベンツのスーパーカー

ベンツというとセダンタイプのスタイリッシュで上品なものが多いと思う人も多いかもしれません。
しかし、AMGの手がけるモデルはスポーティな要素はもちろんですが威圧感やパワーといった要素も強いです。
特にフラッグシップとなりうるAMGモデル車は性能に技術を投入するのみならず見た目も大胆なものとなっていることが多いです。
伝説的な名車と言われている300SLを踏襲して作られたSLS AMGなどはガルウィングドアでスーパーカー的な要素が強いですし、2013年に発表されたメルセデス・ベンツのフラッグシップとも言える「メルセデス・ベンツビジョン グランツーリスモコンセプト」もゲームに合わせて作られたとはいえ大胆でインパクト大のデザインとなっています。
こちらもSLS AMGと同じく名車中の名車と言われた300SLからのインスプレーションとなっています。

ロングノーズ・ショートデッキスタイルでガルウィングドアとなっており、1950年台から1960年台に一世を風靡したデザインの再現的な部分も強く、かつモダンなデザインとなっていて全く新しい誰も見たことのないようなスポーツカーを実現しました。

これだけ伝説とされている300SLは一体どのような車だったのかが気になってきます。
300SL はSLクラスの初代にあたり、メルセデス・ベンツの最高級スポーツカーとして1954年に開発されました。

市販の車としてはじめてガルウィングドアが採用され、また、ガソリン直噴エンジンも当時世界で初でした。当時は市販の予定もなかったのですが、ニューヨークの輸入ディーラーがアメリカ市場における需要を予想したために1000台の限定で注文し、製造をダイムラー社に依頼したと言われています