スーパーカーの定義

スーパーカーの定義は非常に曖昧で専門家の間でもしばしば議論されることがあります。
一般的な定義としては外観がかなり風変わりで珍しく、同時代のスポーツカーと比べても極端に性能に優れているものということができます。
時代によってもスーパーカーといって何を指すのかが異なったり、人によってスーパーカーと聞いた時の印象が異なる場合もあるので定義が非常に難しいものです。

ただ、スーパーカーという言葉には一種の皮肉のような意味が込められている消費者側からの呼称なのでメーカーがスーパーカーを自称することはまずありません。70年代のスーパーカーブームの時代ならまだしも、ですが。

ただ、再三書いている通り、スーパーカーはメーカーのフラッグシップとしてイメージリーダー的な役割があります。その時代の最新技術が惜しみなく投資されるので大胆なデザイン、極端に高すぎる性能を持つものが多数作られるのです。
ゆえに自家乗用車として使用するのには向いていないものも多いです。中には公道を走ることさえできないものもあるでしょう。そういった車は市販することを最初から目的として作られていません。

中にはスーパーカー的なデザインの車が市販されることもあります。メルセデス・ベンツのSLS AMGなどがその例としてあげられます。ただし、市販されるにしても台数が少量の限定販売となります。SLS AMGのブラックシリーズなどは日本国内ではわずが25台の限定販売となりました。